AIの心理学の第2章「人間による意思決定で生じ得るバイアス」にて採用のバイアスの類型化。これはシドニー大学教授Dan LovalloがTobiasさんの以前の同僚Oliverさんと共に提唱した類型化だそうです。それは❶アクション志向バイアス、❷安定性バイアス、❸パターン認識にまつわるバイアス、❹インタレストバイアス、❺ソーシャルバイアスです(詳細はタイトル書籍をご参照)。御両人に共通しているのは意思決定者のもつ「自信過剰」への諦念でしょう。Tobiasさんは自信過剰等に起因する様々なバイアスを「アルゴリズミック・バイアス」として一段抽象化し、それをデータサイエンス等で脱バイアスする術を「AIの心理学」で説いているように見えます(まだ読み途中なので多分)。一方、Danさんは脱バイアスを個人ではなく、集団と意思決定プロセスの設計で対処する術を説いています。御両人の示すこの大きな二つの方向性とそこに紐づく各種専門スキル。これを扱うのが今後言葉として浸透するであろう「ディシジョンサイエンティスト」に要求される能力だと思います。単にエンジニアリング志向ではないデータサイエンティストという理解では、ディシジョンサイエンスの本質は見えないでしょう。

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