
効果測定のゴールデンスタンダードであるランダム化比較試験(RCT)。しかしその実行は必ずしも容易ではありません。ビッグデータとして蓄積された観察データから実験的状況を作り出し、集団的な介入効果の推定を試ろみる必要性と需要が生じます。
本動画では、このような準実験的効果測定の手法について解説します。具体的には、DID(差の差分析)、IV法(捜査変数法)、RDD(不連続回帰デザイン)の3つについて紹介します。
◆構成
- chapter-01:イントロダクション
- chapter-02:因果推論の型
- chapter-03:DID:差の差分析とは?
- chapter-04:IV法:操作変数とは?
- chapter-05:IV法:操作変数に期待される性質
- chapter-06:IV法:未観測の交絡にも対応
- chapter-07:IV法:捜査変数は見つかるのか?
- chapter-08:IV法:その活用可能性
- chapter-09:RDD:回帰不連続デザインとは?
- chapter-10:RDDと機械学習
◆参照
- IV法(医療政策学×医療経済学, 津川友介)
- 効果検証入門〜正しい比較のための因果推論/計量経済学の基礎 (安井翔太)
- 調査観察データの統計科学―因果推論・選択バイアス・データ融(星野崇宏)
- 捜査変数法(一橋大学経済研究所, 北村行伸)
- 経済セミナー(2019年8・9月号)